2017年9月6日、熊本県益城町の西村町長に表敬訪問してきました。益城町は熊本地震で支援させていただいた自治体です。
「年間予算100億円。震災復興負担は292億円。」
西村町長にお話をお伺いすると、益城町の年間予算は100億円。そこに震災の復興にかかる自治体負担として292億円がのしかかってきている、とのことでした。くわえて、現地の工事の単価も2倍に上がってしまって「いまでは公共事業に入札すらしてもらえません」という状況に。
職員を守りたい、街を守りたい、という強い想い
じつは東日本大震災では、自治体職員が震災後の対応で、心身ともに疲弊してしまうケースが相次いだそうです。もちろん自分も被災者、家族をなくした人も、まだ見つからない人もいる。それでも役所の人間として対応しないといけない、という過酷な状況。
西村町長は「あんな悲しいことは絶対に益城町ではおこしたくない」「職員を守りたい」「街を守りたい」と強くおっしゃっていました。そしてそのためには「みなさまの応援がどうしても必要」とのことでした。
現地に足を運ぶ
日本商店会では支援の一環として「現地に足を運ぶ」ことを継続していきたいと思います。
なおこの活動は、すべて会員の自己負担で行なっており、みなさまからお預かりした支援金は一切利用していません。みなさまからお預かりした支援金を活用した支援については、現地のニーズを確認して決定させていただきます。その際はまたご報告させていただきます。