2017年9月5日、熊本の活躍される優良企業へ会員有志で訪問、見学(ベンチマーク)させていただきました。
世界800店舗に展開する「味千ラーメン」(重光産業株式会社様)
まずお伺いしたのは世界800店舗に「味千ラーメン」を展開する重光産業株式会社様。マスコットのモデルとなっている重光悦枝副社長にご対応いただきました。
完全オートメーション化
工場見学をさせていただいて驚いたのは、製麺やスープの製造が完全にオートメーション化されているところ。複数の種類の小麦粉を企業秘密の割合で混ぜあわせるところから、温度設定まですべてオートメーション化されていました。
なかには既存の製品では対応できなかったため、自作でラインの一部をつくられたところも・・・。
この工場でつくられた製品が、全国のグループ店舗へ配送されているそうです。
スタッフの労働環境の改善
担当取締役にお話をお伺いしたところ、「生産能力は現状の2倍以上」とのこと。ただそれも「従業員の勤務時間を伸ばさない」という前提です。
「従業員の勤務時間を伸ばせばもっと生産できるのですか?」との質問には、「理論上はそうだけど、そうして稼働をあげるつもりはない。従業員にいい労働環境を用意するためのオートメーション化への投資なので。」という回答でした。
従業員を大切にされているからこその機械への投資。企業の姿勢がそのまま現れていました。
熊本から全国へ、馬刺しや果物の通信販売「おおしま屋」様
つぎにお伺いしたのは、熊本から全国へ馬刺しや果物を販売されている「おおしま屋」様。創業社長であられる大嶌法子社長にご対応いただきました。
全国から感謝、感動の手紙
まず目についたのは入り口のお手紙。全国のお客様から農家の方へお手紙がどんどん届いているの、その一部を掲示されているとのことでした。本当にたくさんの方に喜ばれているお仕事なのですね。
ただこうやって喜ばれる声がたくさん集まってくるまでに、いろんな失敗や苦労があり、それを一個ずつ乗り越えて今がある、その歴史を共有していただきました。
そして、さすがにここでは公開できませんが、コールセンターの様子、過去のPRの効果データなどまでも惜しげも無く共有していただきました。
売れるスタッフも大事、売れないスタッフも大事
通信販売という業務内容では、どうしても「売れるスタッフ」と「売れないスタッフ」が出てきます。ただ社長は「売れないからクビにすることは絶対にない」そうです。それは「いつか売れるようになるかもしれないから。」だそうです。
「わたしたちに人は見抜けない。一緒に仕事したいって言ってもらえるならぜひ一緒に仕事をしたい。そうやってとんでもない記録を作った人なんて山ほどいますよ。」
そうおっしゃっていました。
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