2016年3月24日、栃木で結果を出し続ける仲間から学ぶ、ベンチマークツアー(企業訪問)を開催しました。
栃木で圧倒的な人気回転すしーすし華亭
最初に訪問したのは、宇都宮でナンバーワンと呼び声も高い回転寿司、すし華亭(http://www.yacco.asia/)さん。平日にもかかわらず11:00の開店前にすでに行列。開店と同時にお客様が入られ、11:20には大きなお店が満席に!圧倒的な集客力です。
回転すしとしては「比較的高価格帯」のすし華亭さんですが、この行列の意味はすぐにわかりました。ネタがすごい!美味しい!どのお客様も500円600円のネタもどんどん注文されていました。それだけの価値を感じておられるのだと思います。もちろん元気な接客も素晴らしいのですが、やっぱり「美味しさ」が価値の原点なんだと改めて気づかされました。
参加者の声
「ゆきおちゃん(注:藤咲社長)のお店はネタがいいよね。他の店よりちょっといいネタ使ってんだろうね。原価かけてんだろうね。」「でもほとんどの経営者はちょっとでも原価下げたくなるんだよね。」「この「ちょっと」がさ、相当な差になって返ってくる。そこまでわかってんだけどその「ちょっと」のコストがかけられない。おれもそう。ゆきおちゃんは36才でそれができるんだからすごいよ。」
栃木で圧倒的シェアをもつクリーニングーサンドライ
つぎに訪問したのは、宇都宮を中心に圧倒的なシェアをもつクリーニングチェーン「サンドライ」(http://sundry.co.jp/)さん。緻密なマーケティングから計算された戦略、そしてそれを確実に実行されている内容を惜しみなく公開していただきました。
高橋社長は「88円で提供しているワイシャツクリーニングには絶対の自信がある。全国でもトップではないか。それだけのこだわりをもって提供している。その価値が当社の基盤をつくっている。」とのことでした。続いて「「明るい接客」「清潔な店舗」ももちろん大事。でもそれは「商品力」があってはじめて成り立つ。当社の場合は「クリーニングの技術」。そこは絶対に妥協しない。」とおっしゃっていました。ここでも最終的には「価値の本質」でした。
栃木で80%シェアをもつモンスター企業ーサトーカメラ
最後に訪問したのは、栃木で80%という驚異的なシェアをもつサトーカメラ(http://www.satocame.com/)さん。フィルムカメラ全盛からのデジタルカメラへの移行、そしてスマートフォンへの移行。そういったいくつもの「ピンチ」にどういう対応をしてきてきたのか、佐藤専務に現場の生の声を共有していただきました。今回その一部を公開させていただきます。
商売に永遠はない
2000年頃にデジカメが出てきて「フィルムがなくなるかもしれない」という噂がでてきた。大手フィルム会社は「フィルムはなくならない、我々が守る」と言った。その言葉を信じてついていった仲間は消えた。「そんなことはあるはずがない」と縁を切った自分だけ生き残った。商売に永遠はない。自分で生き残る道を探すしかない。
お客さんがジャージで来れる店へ
とことん敷居を下げる努力をする。毎日来てもらえる努力をする。一般的には頑張れば頑張るほど勉強をするから自分の敷居があがる。サトーカメラは逆をいく。ええかっこするのが事業目的ではない。
企業風土を変えるとき
トップダウンでガツンといくしかない。正しいか正しくないかはわからない。時代が変われば正解も変わる。間違っていけないのは「現場から風土を変える意見があがってくる」という期待。それはあり得ない。現場は「今のまま」がいいに決まってる。
風土が変われば自分がクビにもなるかもしれないという怖さもある。だからトップがしっかりやる。なんと言われようがやる。
自分のことを受け入れる、スタッフのことも受け入れる
言葉悪いけどチビがホームランバッターにはなれない。だったらバントの練習すればいい。自分もそう。スタッフもそう。売れるスタッフばかりじゃない。違う努力をさせることも必要。
リアルな学びのベンチマーク
理論じゃない実践・現場で培われたノウハウを学べる日本商店会ベンチマーク。いかがでしたでしょうか?これからもベンチマークはどんどん企画していきますのでご期待ください。